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<Let's create a game!> Introduction of programming for absolute beginners English
 

SESSION 10 その7
仕様を考える

仕様(しよう)
プログラムで動かす内容
ことだ。

アイデアもそのままじゃ
プログラムには使えない。

プログラムで動かせるように
考えていくんだよ。
そっか。

アイデアをプログラム用に
する必要があるんだね。
決まりの
ことね。
 


作るのに必要な項目を
考えていこう。

今回考える項目は
こんな感じ。
ゲームの画面や
プログラムの流れを
作っていくんだ。
まずは
こんなんで。

臨機応変ね。
楽しそう!
 
 
仕様を考える
ゲームをプログラムで動かすための内容を作る

作業項目

項目 項目内容
入力/出力 データの入力機器や出力先を考える
・入力機器はマウス
・出力機器は画面
・・・など
ルール 企画(アイデアやシナリオなど)を元に
プログラム用のルールを作る
処理の流れ プログラムの実際の動きを考える
画面構成 プログラムの画面の構成を考える
・得点の表示場所
・メッセージの出し方
・処理の流れの修正
・・・など
プログラムの構造 処理の流れや画面構成からプログラムの構造を考える
・処理の構造
・機能分割
・クラスの構造

・変数や関数
・・・など
コーディング規約 コーディング規約を決める
必要な技術 必要な技術を洗い出す
・使用するAPI(ライブラリ)
・開発や実行に必要なソフトウェア
 (開発ツールや動作環境、フレームワークなど)

・・・など

 
セッションでは、作るゲームの内容によって項目は変える。
項目は必要に応じて追加・変更する。

  入力/出力

今回は最初に
入力と出力を考えちゃおう。

入力
とは、ユーザーからの入力、
出力とは、処理の結果を出力
する方法だ。

ユーザーが文字とかを
コンピューターに「入力」して
その結果をコンピューターが
画面とかに「出力」する。

これはプログラムには
必須の基本的な動作だね。
なるほど。

何か入力しなきゃ
コンピューターは
どうしていいか
分からないよね。

画面も出力してくれないと
ずっと同じ画面のまま
になっちゃうね。

まあ、なにか
入力しないと
遊べないよね。
主人公も
動けないよね。


入力と出力は2つある。

ハードウェアとソフトウェアだ。


例えば、ゲームで言うなら
入力は・・・

ハードウェアは
ゲームパッドとかだな。
方向キーとかキー入力するだろ。

ソフトウェアは
入力されたキーを受け取る
「入力処理」のプログラムになるよ。
2つの視点ね。
 
入力と出力は
機械とプログラム
両方考えないと
ダメなんだね。
 
 
入力と出力の例
 
対象 入力 出力
ハードウェア ゲームパッドなど ディスプレイなど
ソフトウェア キー入力処理など 画面描画処理など
 



じゃあ、今回のプログラムの
入力と出力を決めよう。

まずはハードウェア。

入力はキーボード
出力はディスプレイ画面だよ。
クイズゲームは
数字を入力するだけだから、
キーボードだけなんだ。

マウスは使わないんだね。

まあ普通ね。
はいっ。
 
 
入力と出力
 
対象 入力 出力
ハードウェア キーボード ディスプレイ
ソフトウェア    
 



入力処理は
あとで説明ねー
次にソフトウェア。

入力処理には
標準入力
と言う処理を使うよ。
この処理を使うとキーボードから
文字を入力できるんだ。
今回のゲームは
文字しか使わないからね。

出力は標準出力、
これは出力ウィンドウだよ。

println()でここに出力するよ。
 
出力先は今までと同じ
出力ウィンドウなんだ。
   
 
 
 
入力と出力
 
対象 入力 出力
ハードウェア キーボード ディスプレイ
ソフトウェア 標準入力 標準出力
(出力ウィンドウ)
 

  ルール

じゃあ、
ゲームの内容を決めていこう。

まずはルールだ。

プログラムでゲームを動かすための
ルールを考えてみよう。

例えば、テニスゲームなら
・ラケットを振ってボールに当てる
・画面に得点を出す
・二人同時に遊べる
とかね。

クイズを今回のゲームに
当てはめて考えてみるとこんな
感じかな。
今回は
一問づつ出して
答え合わせ
する形式ね。
こんな感じに
考えるんだ。
そっか。

そうだよね、クイズにも
ルールがあるんだよね。

クイズのルールなんて
考えた事無かったー。
 
 
クイズゲームのルール
 
ルール
問題を1問づつ出す
解答する
1問づつ答え合わせをする
問題は3問出題
1番から順番に出す
3問終わったら正解数を表示して終了
 

  処理の流れ

次にルールから
処理の流れを考えてみよう。

プログラムの大まかな流れね。

1、変数などの、全体の初期化
2、問題を出す
3、解答する
4、答え合わせする
5、解答の結果を表示する
6、2~5を3問繰り返す
7、3問終わったら正解数表示

こんな感じかな。
まあ、ルールの流れそのまんまだよ。

この処理の流れを図にしてみたよ。
ルールから
処理の流れを
考えるんだ!
簡単だろ。
あたしでも
分かる!
 
クイズゲーム処理の流れ


目印に
してね。
画面に表示する必要が
あるものには出力


ユーザーからキーの入力が
必要なものには入力

をつけたよ。確認してね。
 
問題を画面に出して、
解答の結果も
画面に出して・・・・

そっか、解答は入力して
もらわないとね。
  入力と
出力か。
 


詳しい流れは、
開発する時に考えていこう。


こういった流れ図の書き方には
フローチャートとか
規定された書き方もあるから
興味が出たら勉強してみよう。
はい。

名前覚えとくね。
セッションでは
使わんけど。
そんなのも
あるんだ。

 
 

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